「ゲシュタルトコーチング」お試し体験
「ゲシュタルトコーチング」に関しては、イギリス人のジョン・リアリー=ジョイスの著書が1冊だけあるのだが、私のモデルとは少し異なる
私のコーチングモデルは、未完了の出来事、感情を完了した後に、「~やらねばならない」「もっと頑張らなければならない」など「恐怖エンジン」を使って運転していたものを、「~したい」「未来を考えるとワクワクする」「未来の自分に会いたい」
という「やりたいエンジン」を使って自分の人生を運転するモデルである
私のクライアントの中に、アクションプランを使った(タスク型で、期限と行動タスクと達成率をスケジューリングされたもの)コーチングを習い、それを社内で実施したが上手くいかなかったという悩みを持たれた人事系管理職の方がおられた
実は私の会社も20年くらい前は、アクションプランを使ったコーチングモデルを活用していたのでこの悩みには親近感が湧いた
ここでの課題は、部下の行動目標だけを明確化しても、部下の「気持ち」がこの行動タスクに乗っていなければ成果が出ない傾向があるという事実である
例えば、「週に5人の部下とロールプレイング研修をして部下のスキルアップを実現する」「毎月60件の過去の取引のあったクラインに、営業メールを送る」という行動目標を一緒に
立てたとしても、もし部下が「ブレーキ」を踏んだ状態で、行動に移していったとしたら成果は出にくい
「ゲシュタルトコーチング」では、このブレーキに着目する
「週に5人の部下とロールプレイング研修をする」と設定したとして、「Bくんは、いつも後ろ向きで苦手なタイプなんだよな」「女性の部下は、面倒くさいな」
と思っていたら、「Bくん苦手」「女性面倒くさい」このブレーキを外さないとアクセルの効果が出難い
私が上司なら、「Bくん苦手」とのエンプティチェア、「女性面倒くさい」とのエンプティチェア
を実施して、ブレーキになっている部分を扱ってから、未来の行動タスクをつくる
*エンプティチェアとは、空の椅子を相手(他者・自身の葛藤・過去の出来事)に見立て、本音や感情を語りかけることで気づきと感情の解放を促すゲシュタルト療法の技法です。
必要に応じて椅子を移動し“相手役”を体験することで、未完了の感情がクリアになり、新しい気づきが生まれます。
多くのビジネスパーソンが、「やらねばならない」「もっと頑張る」など、迫られる「恐怖エンジン」で仕事しているのだが、
「~したい」という「やりたいエンジン」に変えるのがリーダーの役割だと考える
未完了を扱うゲシュタルトのプロセス
① 気づく → ② 体験する → ③ 未完了を完了する → ④ 行動する
- 気づく
感情、感覚、抑圧、身体の違和感にフォーカスする - 体験する
その感情を安全な場で “十分に味わう” - 完了する
言えなかった言葉を言う(例:怒りの言葉)
未完の動作を表現する - 行動する 新たな自分とつながる
「恐怖エンジン」と「やりたいエンジン」
恐怖エンジン(Should)
- ~しなければならない
- もっと頑張らないと
- 期待に応えないと
- 失敗したくない
➡ エネルギー源は「恐怖」「不安」「義務感」
やりたいエンジン(Want)
- ~したい
- 未来の自分に会ってみたい
- 想像するとワクワクする
- 好奇心に従いたい
➡ エネルギー源は「喜び」「可能性」「遊び」
エンプティチェアを用いたワーク
“未来の自分”と対話する
椅子を5つ準備
- 今の自分
- 3ヶ月後の自分
- 1年後の自分
- 3年後の自分
- 10年後の自分
(*椅子がなければ、コピー用紙を椅子の代用にして、その上に立ってもらうことも可能)
ワーク手順
① 今の自分の椅子に座って前に置いた4つの未来の自分を視覚化する
② 3ヶ月後の椅子に座り、身体感覚・感情を味わい、①の今の自分と対話してみる
③1年後→3年後→10年後と順に今の自分との対話を体験
ファシリテーター質問例
- 今、どんな光景が見えていますか?
- どんな気持ちですか?
- 未来の自分が今の自分に伝えたいことは?
“今ーここ”から未来へ続く自己の回復
- 外側ではなく、内側の声に従って行動できる
- 未完了が完了し、エネルギーが未来に向けて回り始める
- 第3の道を見つけて創造性が開く
ゲシュタルトコーチングは、
「変わるため」に自分を追い込むのではなく、
“本来の自分を回復する”ことで自然に未来が開いていくアプローチ
「恐怖エンジン」ではなく、「やりたいエンジン」で人生を動かす
そのための感情・身体・思考の統合プロセスを経ます
*12月に田町オフィスにて先着3名、お試しセッション開催します
希望される方は、以下問い合わせフォームから
(*料金は無料ですが、ケーステディとして使わせて頂く可能性があります。個人が特定される情報は公開しません。)
https://kiritanikoji.com/contact/
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ゲシュタルト療法の“今ここ”アプローチとコーチングの質問技法を統合し、「理論を使える体験知」へ昇華します。
体験会は、コクチーズから申し込んでください。
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第2回「ファシリテーション型リーダーに必要な5つの技術」でのモデレーターとの対談
サイコムブレインズ主催で、3月7日 に開催された第2回「ファシリテーション型リーダーに必要な5つの技術」でのモデレーターとの対談の一部を書き起こししました
司会:
ファシリテーション型リーダーシップを通してどんな組織づくりや、どんな組織の在り方を提案・実現したいと考えていますか?
桐谷:
2008年のリーマンショック以降、組織経営の成功法則の単発的なものがなかなか見出せませんでした。
さらにリーマンショックの後にコロナ禍によって人の働き方というものが大きく変わり、リモートワークが多くの会社で導入されました。
私はウェブ系の会社を経営していますが、コロナ禍を終えてIT系の会社では、コロナ禍前の毎日出社する体制に戻してくださいと言うと、優秀なメンバーからやめていくという現象が今起きています。
ところが、約2年前に求人広告においてYahoo!さんがまさに勝者の戦略をとられました。
地下鉄の中刷り広告に、「Yahoo!は飛行機通勤OKです」という求人広告を出されたのです。
これ、すごいなと私は思ったのですが、まさにこれって勝者の戦略なのです。
今IT業界では、自由な組織、組織の柔軟性があればあるほど優秀な人が入ってくるようになっていて、ただでさえYahooさんは優秀な人材が多いのですが、
さらに優秀な人材を獲得するチャンスを得たなとその広告を見て感じました。
今、どの業界においても、人手不足感が強く、日本も少子高齢化が現実化してきました。
優秀な人材が辞めない組織、そして横型で活気のある組織を作っていかないと、組織が存続できない時代に入ってきました。
付加価値を作っていくことが大事であると私は考えています。
キングコングの西野さんの組織の作り方が面白い。
横型のリーダーシップ組織を作っていて、オンラインサロンで成功し、映画製作までやっています
これからの組織は役割分担して横型に展開していく、そして付加価値を作っていくというやり方が理想的であると思います。
そして、私は「時間と空間を超える働き方」というのを提唱していますが、それを実践している会社が今成果を出していると感じています。
そのために、自由度の高い組織風土をいかに作っていくかというのが、人事戦略になっていきます。
司会:
コロナ禍を経て組織スタイルやリーダーシッップが変化しているということが、わかりました。
もう一つ、成功するリーダーの資質ということが、コロナ禍・リーマンショックを経て、この20年で何か変わってきたということを感じますか?またどのように変わってきているかも教えてください。
桐谷:
私は30年前に大阪で起業しました。その時は幸運にも大阪市内で所得ランキング1位と2位の経営者が私のクライアントになってくれたのです。
お二人に私はリーダーシップの哲学を教えてもらい、非常に薫陶を受けたのですが、二人ともめちゃくちゃボス型・縦型のリーダーシップでした。
声も大きく隣の部屋に私がいても、部下に対する指示が大きな声で聞こえてきました。やはり前に出るタイプで、自分で戦略を立て、タスクを部下に振り分け、タイムマネジメントをして、部下を飲みに連れていくという(=飲みにケーションをする)、昔の典型的な縦型のリーダーでした。
私は二人を見て、やっぱりリーダーはこうなんだとその当時、思いました。前に出て行くタイプのリーダーが成果を出すリーダーだと思ったのです。
ところが、この20年間で、社会が代わって、リーダーに必要な資質が変わったんだなと感じさせてもらったリーダーがいました。フリーマーケットのアプリを作られた、メルカリの山田進太郎さんです。
彼は、20代後半の時にウノウという会社で映画の批評サイトを運営されていました。
その時、食事させてもらう機会があったのですが、彼は前に押し出すタイプではなく、完全に横型の人でした。なのでメルカリが創業された時、こんなにもメルカリという会社が大きくなるとは思いませんでした。
メルカリでは月に1度全体会議を開いていて、最初の10分間はミッションとバリュー、ビジョン的なことを話されるのですが、通常そのようなことは社長が話しますが、メルカリでは山田さんが話さず小泉さんというNo.2がそれを語るのです。
メルカリでは完全に役割分担をしていて、横型の組織を作っているというのが特徴的です。
あと、クラウドファンディング大手のキャンプファイヤーを創られた家入さん。
家入さんも彼が20代の頃から交流がありますが、彼もどちらかというと内向的で企画力や発想が素晴らしい方で、横型のリーダーシップをとっています。
今成果を出しているこの2人のケースを見ても、リーダーの資質が代わってきたというのを感じています。
これからのリーダーはメンバーの資質を活用して、横型のチームを作っていくっていうタイプが成功する。
成果を出すリーダーの資質ではないかと私は感じています。
第1回「ファシリテーション型リーダーに必要な5つの技術」
第1回「ファシリテーション型リーダーに必要な5つの技術」
サイコムブレインズ主催で、2月21日 開催!
2回シリーズの第1回目は「ファシリテーション型リーダーに必要な5つの技術」の1番から2番までを解説します
かつての日本は「ボス型リーダーシップ」が組織に成果をもたらした。いわゆる、縦型の指示命令型のリーダーシップである。ところが、働き方の変化、コロナ禍等の不確実性の高い時代には、部下の独自性を伸ばし、チームのアイデアを引き出す、「ファシリテーション型リーダーシップ」が必要とされている。このリーダーシップには、5つの技術を身につける必要がある。1、「場」つくる技術(心理的安全性)2、傾聴技術(カール・ロジャース提唱のアクティブリスニング)3、メンバーのアイデアを引き出す技術(ショートブレストの構造を理解)4、自分を伝える技術(自身の経験価値を明確化ことによりプレゼンス力を高める)5、自分の意識を整える技術(ゲシュタルト心理療法のホメオスタシスを理解)
2回シリーズの第1回目は、「場」つくる技術と傾聴技術に関してレクチャーします。私自身が30代は「ボス型リーダーシップ」で組織に成果をもたらしていましたが、組織の成長過程で限界を感じ、「ファシリテーション型リーダーシップ」に移行しました。そこで必要だったのが、チームメンバーとの信頼関係を築くための「場」つくりでした。心理療法の「ポリヴェーガル理論」では安心安全であると感じることが、副交感神経の80%を占める迷走神経に影響を与え、人の対人関係的行動を促進させるというエビデンスが出されています。傾聴技術は、カール・ロジャース提唱のアクティブリスニングを、お伝えしますが、この技術はリーダーと部下が一緒に成長を感じ取ることができ、深い信頼関係を築くことに役立ちます。
詳細と申込は以下から
ビジネスセラピーワークショップ開催します
ビジネスセラピーワークショップ
~シリーズ1「傾聴技術を磨く」~
<対象>
コミュニケーション力を高めたい方
部下との関係性を深めたいリーダー層
「傾聴」というテーマに興味のある方
<内容>
ZOOMによるオンラインワークショップで、参加者とファシリテーターとのオープンワークを中心に「傾聴」を学んでいきます。「傾聴」「コーチング」「ティーチング」の違いと目的をレクチャー。私は現場で、3つを使い分けるので「傾聴」と「コーチング」の使い分けも今回のテーマにしています。
<プログラム>
・アクティブリスニングによる傾聴とは(レクチャー)
・ファシリテーターとのオープンカウンセリング
・参加者同士のワーク
・シェアリング
<定員4名>
*ZOOMでの顔出しお願いします
*参加者のワーク内での内容に関しては守秘義務を守ってください
(レクチャー等はその限りではありません)
*クライアントとして自身のテーマを1つお持ちください
*金額 5千円
*日時 12/27 10:00-13:00
第二会社方式での企業再生( 株式会社ジェイアンドジェイ の場合)
第二会社方式での企業再生( 株式会社ジェイアンドジェイ の場合)
<業種 >
居酒屋運営
<再生スキーム>
第二会社方式
<スキームの概要 >
対象事業者は、事業譲渡によりスポンサーが出資する新会社に対し、事業継続に必要な資産・負債及び負担可能な債務を承継。新会社は、スポンサーから出資及び必要資金の融資を受けるともに代表者等の役員派遣を受け、事業基盤の改善強化を図る。旧会社に残置された債務については、特別清算等の法的手続により処理。
【スキーム図】

情報提供:地域経済活性化支援機構

